経営管理システム(CRM・SCM・ERP)とは?わかりやすく解説
顧客・供給網・社内資源を、それぞれ管理する代表的なしくみを区別して覚えます。
最初に考えてみよう
売上、在庫、人事、会計などの情報が部門ごとにバラバラだと、会社全体の状況をすぐに判断できません。どうすれば、経営に必要な情報をまとめて管理できるのでしょうか?
解説
1どこを管理する? 会社の地図で見る
名前が似た3つのシステム。タップすると、管理する範囲が広がります。 違いは「どこを管理するか」だけ!
↑ ボタンをタップすると、管理する範囲が広がります
※ 覚え方:CRM=顧客(Customer)/SCM=供給の流れ(Supply Chain)/ERP=社内資源(Enterprise)。頭文字とセットで。 営業担当の商談や訪問記録を管理して営業活動を効率化する SFA(営業支援システム)は、CRMの仲間です。
2このシステムはどれ?
- 原材料の仕入れから製造・在庫・配送までの流れをまとめて管理し、品切れやムダな在庫を減らしたい。
- お客様の購入履歴や問い合わせを記録し、一人ひとりに合った提案をして長く付き合いたい。
- 会計・人事・在庫・販売の情報がバラバラなので、社内全体を1つに統合して管理したい。
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
CRM・SCM・ERPそれぞれが「何を管理するか」を区別できるかが問われる
間違えやすいポイント
- CRMとSCMの対象を逆にする
- ERPを会計だけのシステムだと思う
関連用語
CRM、SCM、ERP、経営資源、顧客関係管理、ヒト、モノ、カネ、情報
図解の内容を文章で読む
経営管理システム(CRM・SCM・ERP)をイメージでつかむ
会社の経営を支えるシステムには役割の違いがあります。CRMは顧客との関係を管理し、SCMは仕入れから販売までの供給の流れ全体を管理、ERPはヒト・モノ・カネ・情報という社内の経営資源をまとめて管理します。どこを対象にするかで使い分けます。
たとえると:CRM=お客さんノート、SCM=材料の入荷から届けるまでの流れ管理、ERP=お店全体の家計簿+在庫+シフトをまとめた台帳、というイメージです。
CRM・SCM・ERPは、どれも経営を支える情報システムですが「何を管理するか」が違います。CRM(顧客関係管理)は、顧客の購入履歴や問い合わせを一元管理し、顧客との長い関係づくりに活かします。SCM(サプライチェーン管理)は、原材料の調達→生産→物流→販売という、会社をまたぐ供給の流れ全体を管理し、在庫のムダや品切れを減らします。ERP(企業資源計画)は、会計・人事・生産・在庫など、社内の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を1つのシステムに統合して管理します。ERPを会計だけのシステムと思わないことも注意点です。CRM=顧客、SCM=供給の流れ、ERP=社内資源の統合、と対象で覚えれば、説明文から選ぶ問題に対応できます。
押さえどころ
- CRM=顧客との関係を管理(Customer)
- SCM=供給の流れ全体を管理(Supply Chain)
- ERP=社内の経営資源をまとめて管理(Enterprise Resource)
確認問題(4問)
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「経営管理システム(CRM・SCM・ERP)」の過去問(4問)
IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。
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