目標設定と評価指標(KGI・CSF・KPI・BSC)とは?わかりやすく解説

ストラテジ系 ・ 経営戦略 ・ 読む目安8分 ・ 頻出

最終ゴールから逆算して、達成度を数字で測るしくみを学びます。

最初に考えてみよう

「頑張ったかどうか」だけでは、成果が出たのかを判断できません。どうすれば、目標と数字を使って、達成状況を客観的に確認できるのでしょうか?

解説

目標は「ゴール(KGI)→ 成功のカギ(CSF)→ 測る数字(KPI)」の順で決めます。 まず関係を図と具体例でつかみ、次に動かして確かめます。

1KGI → CSF → KPI:ゴールから順に決める

いちばん上が最終ゴール(KGI)。そこから「カギ(CSF)」→「測る数字(KPI)」へと下に分解します。 例:クレープ屋。

  1. KGI重要目標達成指標Key Goal Indicator

    最終的に達成したいゴールを数値で表したもの

    例年間売上を 100 → 150 にする

  2. CSF重要成功要因Critical Success Factor

    ゴール達成のために、いちばん効くカギ(数字ではなく“要因”)

    例リピート客を増やす(顧客の定着)

  3. KPI重要業績評価指標Key Performance Indicator

    CSFが進んでいるかを、途中で測る数字

    例リピート率を 20% → 30% にする

定番のひっかけはKGI(最終ゴール)とKPI(途中の数字)の取り違え。 CSFは指標ではなく「重要な要因」です。

2動かしてみよう:施策の効果はKGIまで届く?

解説1のクレープ屋で、施策を打ってみます。影響はいちばん下の施策から、KPI → CSF → KGI へ下から順に伝わります。 CSFにつながらない施策も混ざっています。

施策下のボタンから施策を選ぶ
↑ リピート率が動く
KPIリピート率
20%目標 30%
↑ リピート客が増える=顧客定着が進む
CSF顧客定着(リピート客を増やす)
定着度 0/5
↑ 常連が増えて売上が積み上がる
KGI年間売上(最終ゴール)
100目標 150

打てる施策(それぞれ1回):

※ KGI=最終ゴール、KPI=途中の進み具合。この2つの取り違えが定番のひっかけ。 CSFは「指標」ではなく「重要な要因」である点も注意。

3BSC ― 財務だけでは見えないものを見る

問題

財務指標(売上・利益)だけでは、会社がこれからも成果を出せる状態か判断できない

今期の利益が好調でも、研修をやめて接客が雑になり、常連が離れ始めていたら、来期の売上は落ちます。財務の数字は過去の結果だからです。

解決

BSC(バランススコアカード)= 財務に顧客・業務プロセス・学習と成長を加えた4つの視点で、バランスよく評価する

同じ目標を4視点で見ると(クレープ屋)

下の視点が良くなると、上の視点の成果につながる

  1. 財務
    お金の成果は出ている?
    年間売上 100 → 150
  2. 顧客
    お客さまに選ばれ続けている?
    リピート率 20% → 30%
  3. 業務プロセス
    仕事のやり方は良くなっている?
    注文から提供まで 5分 → 3分
  4. 学習と成長
    人や組織は育っている?
    接客研修の受講率 100%

研修で人が育つ(学習と成長)→ 提供が速く丁寧になる(業務プロセス)→ 常連が増える(顧客)→ 売上が伸びる(財務)。 試験では「財務・顧客・業務プロセス・学習と成長」の4つを問われます。

4どの指標?

  • 「年間売上10億円を達成する」という、最終的に目指すゴールを表すのは?
  • 「月間の新規問い合わせ件数200件」という、途中の進み具合を測る数字は?
  • 財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点で評価する手法は?

試験のポイント

ITパスポート試験での問われ方

KGIとKPIの違い(最終ゴールか中間指標か)、BSCの4つの視点が問われる

間違えやすいポイント

  • KGIとKPIを取り違える
  • BSCを財務だけの評価だと思う

関連用語

KGI、KPI、CSF、BSC、バランススコアカード

図解の内容を文章で読む

目標設定と評価指標(KGI・CSF・KPI・BSC)をイメージでつかむ

目標を達成するには、最終ゴール(KGI)を決め、そのために特に重要な成功のカギ(CSF)を見つけ、進み具合を数字で測る中間指標(KPI)を設定します。さらにBSC(バランススコアカード)は、財務だけでなく顧客・業務・学習成長の4つの視点でバランスよく評価する方法です。

たとえると:受験で『第一志望合格(KGI)』を目標に、『苦手の数学を克服する(CSF)』を決め、『毎週模試で60点以上(KPI)』で進み具合を測るのと同じです。

目標管理の用語は「ゴールから逆算する順番」で覚えると整理できます。まずKGI(重要目標達成指標)=最終的に達成したいゴールの数値です(例:年間売上10億円)。次にCSF(重要成功要因)=そのゴールのために特に重要な成功のカギです(例:リピート客を増やす)。最後にKPI(重要業績評価指標)=カギがうまく進んでいるかを日々測る中間指標です(例:月間リピート率30%)。KGIとKPIの取り違えが最頻出で、「最終ゴール=KGI、途中経過を測る=KPI」と押さえましょう。また、BSC(バランススコアカード)は、財務の数字だけでなく、顧客・業務プロセス・学習と成長を加えた4つの視点で、バランスよく目標と評価を設計する手法です。試験ではKGI・CSF・KPIの関係と、BSCの4視点が問われます。

押さえどころ

  • KGI=最終的に達成したいゴール(重要目標達成指標)
  • CSF=ゴールのために特に重要な成功要因
  • KPI=進み具合を測る中間指標(重要業績評価指標)

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「目標設定と評価指標(KGI・CSF・KPI・BSC)」の過去問(4問)

IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。

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