リスク管理とは?わかりやすく解説
起こるかもしれない問題を事前に見つけ、備える考え方を学びます。
最初に考えてみよう
問題が起きてから慌てて対応すると、被害が大きくなりやすくなります。どうすれば、起こりそうな問題を前もって見つけて備えられるのでしょうか?
解説
1リスクってなに?
リスクは、まだ起きていないけれど、起きるかもしれない、 計画に影響する出来事のこと。
2発生確率 × 影響度 で優先順位を決める
リスクは数が多いので、起こりやすさ(発生確率)と起きたときの大きさ(影響度)の2軸で並べ、右上ほど先に対策します。システム開発プロジェクトの例です。
「仕様変更が続く」は起こりやすく影響も大きい=最優先。 「大地震」は影響は大きいが起こりにくいので、確率と影響の両方を見て順番を決めます。
3リスクへの対応は4種類
②のマトリクスと同じ並び。どこにあるリスクかで、選ぶ対応の目安が決まります。
リスク移転(共有・転嫁ともいう)
損は他者に肩代わり
例:保険に入る・外部に委託する
リスク回避
危ないことはやめる
例:危険な新サービスの開始をやめる
リスク受容(保有ともいう)
小さいので受け入れる
例:軽い表示崩れは様子を見る
リスク低減(軽減ともいう)
備えて小さくする
例:バックアップ・ウイルス対策
これはどの対応?
火災に備えて保険に入る
データ消失に備え毎日バックアップ
危険すぎる計画そのものをやめる
ごく軽微なので対策せず受け入れる
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
リスク対応の種類や、確率×影響度の考え方が問われる
間違えやすいポイント
- 起きた障害だけをリスクと呼ぶ
- リスクはすべてゼロにできると思う
関連用語
リスク、リスク対応、BCP、内部統制
図解の内容を文章で読む
リスク管理をイメージでつかむ
リスクは、まだ起きていないけれど起きる可能性があり、計画に影響する出来事です。リスク管理では、リスクを洗い出し、発生確率と影響度を見て、回避・軽減・移転・受容などの対応を考えます。
たとえると:遠足前に雨の可能性を見て、傘を持つ、予定を変える、屋内案にする、などを決めるイメージです。
リスクとは、まだ起きていないが起きるかもしれず、起きたら計画に影響する出来事です。すでに起きてしまった障害はリスクではなく「問題」として扱います。リスク管理は、①リスクを洗い出す、②発生確率と影響度のかけ算で大きさを見積もる、③大きいものから優先的に対応を決める、という流れで行います。対応は4分類です。原因となる活動自体をやめる「回避」、対策して確率や影響を下げる「低減(軽減)」、保険や外部委託で負担を他者に移す「移転」、小さいリスクは対策せず受け入れる「受容」。すべてのリスクをゼロにはできないので、限られた費用をどこに使うか優先順位を付けるのが本質です。試験では、事例がどの対応にあたるか(特に移転=保険)の判別と、確率×影響度の考え方が問われます。
押さえどころ
- リスク = 未来の不確実な問題
- 確率と影響で優先度を決める
- 事前に対応を考える
確認問題(4問)
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