HTTPとHTTPSとは?わかりやすく解説
HTTPとHTTPSの違い、TLS、サーバ証明書、証明書種別ごとの確認範囲を学びます。
最初に考えてみよう
通信内容がそのまま流れてしまうと、ログイン情報や個人情報を途中で見られる危険があります。どうすれば、Webサイトとの通信を安全にやり取りできるのでしょうか?
解説
1盗み見くらべ:HTTP と HTTPS
同じ内容を送っても、途中で盗み見する人に見える内容がまるで違います。 再生して送り、途中で方式を切り替えてみよう。
STEP 1 / 4
あなたが入力
パスワードを入力。まだPCの中で誰にも見えない
- あなたが送った内容
- password: himitsu123
- 盗聴者に見える内容:
- password: himitsu123
- 正規のWebサーバが受け取る内容
- password: himitsu123
2くらべて整理
| HTTP | HTTPS | |
|---|---|---|
| 暗号化 | なし | あり(SSL/TLS) |
| 盗み見 | 中身が読める | 読めない |
| URL | http:// | https:// |
| 使う場面 | 公開情報の閲覧など | ログイン・買い物・個人情報 |
3おさらい・注意
- HTTPS = HTTP + 暗号化(SSL/TLS)。S は Secure(安全) の S(速度のSではない)。
- ログイン・買い物・個人情報の入力では、URLが https:// かを確認。
- ただし「HTTPSだから絶対に安全なサイト」とは限りません。HTTPSが守るのは通信の中身で、サイト自体が詐欺でない保証ではない点に注意。
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
HTTPSとTLSの役割、サーバ証明書による接続先認証、DV・OV・EV証明書の確認範囲が問われる
間違えやすいポイント
- HTTPSや鍵マークがあればサイトの内容や商取引も必ず安全だと思う
- 認証局は証明書の種類に関係なく、常にサイト運営企業の実在を確認すると思う
- DV証明書でも組織の実在まで確認されると思う
関連用語
HTTP、HTTPS、TLS、サーバ証明書、認証局(CA)、DV証明書、OV証明書、EV証明書
図解の内容を文章で読む
HTTPとHTTPSをイメージでつかむ
HTTPはWebの通信ルールです。HTTPSはHTTPをTLSで保護し、通信経路を暗号化するとともに、サーバ証明書を使って接続先を認証します。ただし、HTTPSやブラウザの表示はサイトの内容・商取引・運営者の信頼性まで保証するものではなく、HTTPSを使う詐欺サイトも存在します。
たとえると:HTTPSは、中身を読まれにくい封筒を、証明書で確認した宛先ドメインへ送るイメージです。封筒と宛先の確認はできても、手紙の内容や相手の商売が誠実かまでは保証しません。
HTTPは、ブラウザとWebサーバがページのデータをやり取りするためのプロトコルです。HTTPSではHTTPをTLSで保護し、通信内容の暗号化や改ざん検知、接続先サーバの認証を行います。一般的な証明書認証では、サーバ証明書が接続先ドメインと公開鍵の対応を示し、ブラウザは信頼する認証局(CA)から続く証明書の経路、証明書の有効性、アクセスしたドメイン名との一致などを検証します。TLSのハンドシェイクでは、サーバが証明書の公開鍵に対応する秘密鍵を持つことも確認し、その接続先を認証します。ただし、認証局が確認する内容は証明書の種類で異なります。DV証明書は主に申請者が対象ドメインを管理していることを確認します。OV・EV証明書ではドメイン管理権限に加えて組織名や所在地などの組織情報も確認されますが、確認範囲や手続は証明書の種類によって異なります。HTTPSや鍵マークが示す中心は通信経路の保護と証明書に基づく接続先認証です。サイトの掲載内容が正しいこと、商品が届くこと、運営者が信用できることまで保証するものではありません。攻撃者も自分が管理する紛らわしいドメインのDV証明書を取得できるため、HTTPSの詐欺サイトも存在します。URLのドメインや運営者情報も別に確認しましょう。
押さえどころ
- HTTPS = HTTPをTLSで保護し、通信経路を暗号化
- サーバ証明書 = 接続先ドメインと公開鍵の対応を証明し、TLS通信で接続先を認証
- DV証明書は主にドメイン管理権限、OV・EV証明書は組織情報も確認
- HTTPSでもサイト内容や取引の安全性は保証されず、詐欺サイトは存在する
確認問題(4問)
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