ディジタル署名と認証局とは?わかりやすく解説

テクノロジ系 ・ 技術要素(セキュリティ) ・ 読む目安8分 ・ 頻出

「本人が送った」「改ざんされていない」を証明するディジタル署名と、公開鍵を保証する認証局(CA)を学びます。

最初に考えてみよう

メールや電子ファイルは、見た目だけでは本当に本人が送ったものか、途中で書き換えられていないか分かりません。どうすれば、送った人と内容の正しさを確認できるのでしょうか?

解説

ディジタル署名は「確かに本人が送った(なりすまし防止)」+「途中で書き換えられていない(改ざん検知)」を 証明するしくみ。秘密鍵で署名→公開鍵で検証が要点です。

1署名検証ラボ ― ニセモノを見破れ

山田さんが「支払います」という文書に署名して送ります。 あなたは受信者。届き方を選んで、検証まで進めてみましょう。

STEP 1 / 8

文書を書く

山田さんの手元

山田さんが「1万円 支払います」を書く。これに署名を付ける

⟲ ドラッグで回転
署名検証
暗号化とは鍵の使い方が逆。暗号化は「相手の公開鍵で施錠→相手の秘密鍵で開錠」。 署名は「自分の秘密鍵で署名→相手が公開鍵で検証」です。

2その公開鍵、本物?=認証局(CA)

署名の検証には「送信者の公開鍵」を使います。でも、その公開鍵が本当に本人のものか、誰が保証する?

STEP 1:その公開鍵、本物?

この「山田の公開鍵」、本当に山田さんのもの?

⟲ ドラッグで回転
本人利用者
公開鍵・認証局・証明書をまとめて支える仕組みを PKI(公開鍵基盤) と呼びます。 身近な例:https のサイトもこの証明書で本物だと確認しています。

3暗号化との違い

暗号化ディジタル署名
目的中身を読まれないようにする本人確認+改ざん検知
署名/暗号化する人送る人(相手の公開鍵で)送る人(自分の秘密鍵で)
開く/検証する人受け取る人(自分の秘密鍵で)受け取る人(相手の公開鍵で)

※ どちらも公開鍵+秘密鍵のペアを使いますが、「どっちの鍵で・誰が」処理するかが逆。ここが試験の狙い目です。

試験のポイント

ITパスポート試験での問われ方

署名と検証で使う鍵の組合せ、暗号化との違い、認証局の役割が問われる

間違えやすいポイント

  • 暗号化と署名で使う鍵を取り違える
  • 署名でメール本文が秘密になると誤解する

関連用語

ディジタル署名、秘密鍵、公開鍵、ハッシュ値、認証局(CA)、電子証明書、PKI

図解の内容を文章で読む

ディジタル署名と認証局をイメージでつかむ

ディジタル署名は、送信者が自分の秘密鍵で文書の指紋(ハッシュ値)を暗号化したものです。受信者は送信者の公開鍵で検証し、本人が送ったこと(なりすまし防止)と途中で書き換えられていないこと(改ざん検知)を確認します。暗号化とは鍵の使い方が逆である点に注意します。さらに、その公開鍵が本物だと保証するのが信頼できる第三者=認証局(CA)で、電子証明書を発行します。これらを支える仕組み全体をPKI(公開鍵基盤)と呼びます。

たとえると:実印を押して印鑑証明を添えるイメージ。実印(秘密鍵で署名)は本人しか押せず、役所(認証局)が『この印は確かに本人のもの』と証明書で保証します。

ディジタル署名は、「この文書は確かに本人が作り、途中で書きかえられていない」ことを証明する技術です。送信者は文書のハッシュ値(指紋)を自分の秘密鍵で暗号化して署名として添え、受信者は送信者の公開鍵でそれを検証します。秘密のメッセージを送る暗号化では「受信者の公開鍵で暗号化→受信者の秘密鍵で復号」なのに対し、署名は「送信者の秘密鍵で署名→送信者の公開鍵で検証」と、鍵の使い方がちょうど逆になるのが最大のポイントです。また、署名は本文を秘密にする機能ではありません(秘密にしたければ別途暗号化が必要です)。さらに「その公開鍵が本物か」を保証するのが認証局(CA)で、電子証明書を発行します。このしくみ全体をPKI(公開鍵基盤)と呼びます。試験では鍵の組合せと認証局の役割が最頻出です。

押さえどころ

  • 署名=送信者の秘密鍵/検証=送信者の公開鍵
  • なりすまし防止+改ざん検知
  • 認証局(CA)が公開鍵を保証し証明書を発行

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「ディジタル署名と認証局」の過去問(6問)

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