WBSとガントチャートとは?わかりやすく解説

マネジメント系 ・ プロジェクトマネジメント ・ 読む目安7分 ・ 頻出

作業を細かく分け、いつ何をするかを見える化する方法を学びます。

最初に考えてみよう

やることや締切が頭の中だけにあると、作業の抜け漏れや遅れに気づきにくくなります。どうすれば、必要な作業とスケジュールを見える形で管理できるのでしょうか?

解説

WBS=作業を分解した一覧(何をやる)、ガントチャート=横棒のスケジュール(いつやる)。 セットでプロジェクトの計画と進捗管理に使います。 後半(④〜)では、作業の順番から全体で何日かかるか(PERT・クリティカルパス)を計算できるようにします。

1WBS = 作業を分解する

大きな仕事を小さな作業に分けて一覧にしたもの。 図をタップして、実際に分解してみよう。

大
「文化祭の出し物」…大きすぎて、何から手をつければいいか分からない。タップして分解!

大→中→小へ分解(Work Breakdown Structure)

2ガントチャート = いつやるか

WBSで洗い出した作業を横棒で見える化。 棒の位置=時期、長さ=期間です。

1
2
3
4
5
6
本番
8
9
看板づくり
買い出し
飾りつけ
リハーサル
余裕4日
全体の完了
7日目 ✓

本番=7日目の文化祭本番 赤い縦線=「終わってから始める」つながり

すべての棒が本番の日より左=全作業が本番に間に合う予定。

3これはどっち?

WBS=作業の分解、ガント=日程。混同しやすいので練習しよう。

  • やる作業を漏れなく細かく分けて一覧にする

  • 各作業の開始日・終了日を横棒で表す

  • 「何をやるか」を洗い出す

  • 「いつやるか」をカレンダー上に表す

4一本道なら、日数を足すだけ

ここからは本試験の「全体で何日かかるか」を計算します。まずは、A が終わってから B を始める一本道。

開始→A 3日→B 5日→完了
作業
A
3日
B
5日

5並行作業 ― 同時に進む

A が終わったら、B(5日)と C(2日)を同時にスタート。D は B と C の両方が終わってから始めます。

作業
A
3日
B
5日
C
2日
待機
D
4日

6全体で何日かかる?

B が終わった8日目に、やっと D(4日)を始められます。

作業
A
3日
B
5日
C
2日
待機
D
4日

7クリティカルパス = いちばん長い経路

試験ではこの形(アローダイアグラム)で出ます。矢印が作業、丸は区切り。開始①から完了④まで、通り道は2本あります。

A 3日B 5日C 2日D 4日1234
A → B → D?日
A → C → D?日

8解き方は3ステップ

矢印がいくつあっても、この順番で解けます。

① 経路を探すA→B→D と A→C→D

9確認問題:3段階で本試験レベルへ

  1. ① 経路を探す
  2. →② 日数を足す
  3. →③ 最長を選ぶ
Lv.1 一本道1 / 3

作業A(4日)が終わってから作業B(6日)を始める。全体で何日かかる?

試験のポイント

ITパスポート試験での問われ方

作業分解と日程管理のどちらを表すかが問われる

間違えやすいポイント

  • WBSを日程表だと思う
  • ガントチャートを組織図と混同する

関連用語

WBS、ガントチャート、マイルストーン、進捗管理

図解の内容を文章で読む

WBSとガントチャートをイメージでつかむ

WBSは大きな仕事を小さな作業に分けた一覧です。ガントチャートは作業を横棒で表し、いつ始めていつ終えるかを見える化します。どちらもプロジェクトの計画と進捗確認で使われます。

たとえると:文化祭準備で、看板作り・買い出し・当日係に分けるのがWBS、カレンダーに横棒で予定を書くのがガントチャートです。

WBSとガントチャートは、どちらもプロジェクト計画の道具ですが役割が違います。WBSは、大きな仕事を、担当や見積りができる大きさまで細かく分解した一覧で、作業のヌケモレを防ぐのが目的です。日付の情報は持ちません。ガントチャートは、分解した各作業を横棒で表し、いつ始めていつ終わるか、予定に対していまどこまで進んだかを見える化する日程の図です。順番としては、まずWBSで作業を洗い出し、それをガントチャートに並べて日程を組みます。試験では「作業を階層的に分解する手法はどれか」(=WBS)、「日程や進捗を横棒で表す図はどれか」(=ガントチャート)のように、どちらの説明かを判別させる問題が定番です。あわせて、作業の前後関係を矢印で表したアローダイアグラム(PERT)から全体の日数を求める計算も出ます。①開始から完了までの経路を探す、②経路ごとに日数を足す、③最も長い経路を選ぶ、の3ステップで解き、この最長の経路をクリティカルパスと呼びます。並行して進む作業は全部足さず、長いほうだけが全体の日数に効きます。

押さえどころ

  • WBS = 作業分解
  • ガントチャート = スケジュールの横棒図
  • 計画と進捗管理に使う

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