RAIDと実効容量とは?わかりやすく解説
複数ディスクを組み合わせるRAID 0・1・5・6を、速度・容量・故障耐性で比較します。
解説
1RAID0 と RAID1 ― 分けるか、写すか
1TB のディスク4台にデータを書き込みます。まずは両極端の2つの方式から。
2パリティ ― 消えても計算で戻せる
RAID5・6 は、コピーの代わりに「検算用の数」=パリティを持ちます。数字で考えてみます。
3RAID5 ― パリティは散らばって1台分
RAID5 は横1列(3マスのデータ)ごとにパリティ P を1つ作り、置き場所を1台ずつずらします。
4RAID6 ― パリティ2種類で2台分
RAID6 は横1列ごとにパリティを2つ(P・Q)持ちます。だから2台壊れても戻せます。
54つを並べて比べる
どれも1TB × 4台。色の付き方と、使える容量を見比べます。
青(データ)が多いほど容量は大きく、青以外が多いほど故障に強い。容量と安全はトレードオフです。
6何台でも同じ式 ― 引く台数だけ覚える
台数と1台の容量を変えてみよう。方式の行をタップすると、どれだけ引かれるかが下のディスクに出ます。
1台分はパリティ(実際は各ディスクに散らばる)
| 方式 | 実効容量 | 壊れてOK |
|---|---|---|
| 1TB × 4 = 4TB | 0台(予備なし) | |
| 1TB × 4 ÷ 2 = 2TB | 組の片方まで | |
| 1TB ×(4 − 1) = 3TB | 1台まで | |
| 1TB ×(4 − 2) = 2TB | 2台まで |
※ RAIDは「故障しても止まらない」ための仕組み。誤って消したデータは全ディスクから消えるので、バックアップの代わりにはなりません。
7確認問題:4段階で本試験レベルへ
- ① 方式を見る
- →② 引く台数
- →③ ×1台の容量
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
RAID方式ごとの実効容量と耐えられる故障台数を計算する
間違えやすいポイント
- RAID 0にも冗長性があると思う
- パリティ用の容量を台数から引き忘れる
関連用語
RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6、ストライピング、ミラーリング、パリティ
図解の内容を文章で読む
RAIDと実効容量をイメージでつかむ
RAIDは複数のディスクを組み合わせる仕組みです。ストライピングで分散するRAID 0、ミラーリングするRAID 1、パリティで復旧するRAID 5・6では、使える容量と耐えられる故障台数が違います。
たとえると:資料を分担して速く書くだけがRAID 0、同じ控えを作るのがRAID 1、復元用の手掛かりを一つまたは二つ添えるのがRAID 5・6です。
同容量のディスクN台を使うとき、RAID 0はデータを分散するストライピングで容量はN台分ですが、冗長性がなく1台の故障でも全体のデータを失う危険があります。RAID 1は同じデータを対になるディスクへ書くミラーリングで、2台一組なら実効容量は1台分です。RAID 5は分散パリティを使い、容量は(N-1)台分で1台故障まで復旧できます。RAID 6は二重パリティを使い、容量は(N-2)台分で2台故障まで耐えられます。RAIDは可用性を高めますが、誤削除や災害に備えるバックアップの代わりではありません。
押さえどころ
- RAID 0はN台分・冗長性なし
- RAID 1は対になるコピー
- RAID 5は(N-1)台分、RAID 6は(N-2)台分
確認問題(4問)
確認問題は本サービスのオリジナル問題です。ログインなしで解けます(結果は保存されません)。
「RAIDと実効容量」の過去問(2問)
IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。
あわせて覚える英略語
つながるテーマ
学習を記録して、合格まで続ける
教材と確認問題はこのページで全部無料で使えます。登録すると「RAIDと実効容量」の結果や習熟度が記録され、苦手分野の復習提案、試験日までの学習計画、合格準備度の見える化が使えます。最初の7日間は学習記録も無料です。