クラウド・SaaS・PaaS・IaaSとは?わかりやすく解説
インターネット経由でIT資源を使う考え方と、サービス範囲の違いを学びます。
最初に考えてみよう
メール、会計、ファイル保存などをすべて自社のサーバで用意すると、準備や管理が大きな負担になります。どうすれば、必要なIT機能を外部のサービスとして使えるのでしょうか?
解説
1そもそもクラウドとは
クラウドは、自分で機械を買わずにインターネット経由でIT資源を借りて使う考え方です。
機械を自分で買って社内に置く。自由だが手間とお金がかかる。
必要な分だけ借りて使う。すぐ始められ、使った分だけ払う(従量課金)。
2事業者が用意する範囲
モデルを切り替えると、自分で管理する範囲と事業者に任せる範囲の境界線が動きます。
食材も設備も全部自前で、台所から作る
大事なのはサービス名より「どこまで相手に任せるか」。上に行くほど完成品に近い
3これはどれ?(提供範囲で見分ける)
次の使い方は SaaS・PaaS・IaaS のどれ? ボタンで確かめよう。
Gmail や Web会計ソフトを使う
アプリを動かす土台だけ借り、自分のプログラムを載せる
仮想サーバを借りてOSから自分で入れる
4借りる前に、安全な事業者か確かめる
クラウドに預けたデータは事業者のサーバに置かれます。安全対策を外から確かめる手がかりが第三者の認証です。 名前が似ているので、何を対象に、何を保証するかで見分けます。
| 制度 | 対象 | 保証すること |
|---|---|---|
| ISMS認証 | 組織 | 情報セキュリティを管理する仕組みが整っている |
| ISMSクラウドセキュリティ認証 | クラウドサービス | ISMS認証に加えて、クラウド固有の管理策(ISO/IEC 27017)が実施されている |
| プライバシーマーク | 事業者 | 個人情報を適切に保護する体制が整っている |
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
SaaS/PaaS/IaaSの提供範囲の違いが問われる
間違えやすいポイント
- PaaSとIaaSを逆に覚える
- クラウドは必ず無料だと思う
関連用語
クラウド、SaaS、PaaS、IaaS、オンプレミス、ISMSクラウドセキュリティ認証
図解の内容を文章で読む
クラウド・SaaS・PaaS・IaaSをイメージでつかむ
クラウドは、自分で機械を持たずにインターネット経由でサーバやアプリを使う仕組みです。SaaSは完成したアプリ、PaaSはアプリを作る土台、IaaSはサーバやネットワークに近い部品を借りる形です。
たとえると:SaaSは完成弁当、PaaSは調理場つきキッチン、IaaSは食材と設備を借りるイメージです。
クラウドサービスは、自前でサーバなどの機械を持たず、インターネット越しに借りて使う形態です。どこまでを事業者が用意してくれるかで3つに分かれます。SaaSは完成したアプリまで提供され、利用者はただ使うだけです(Webメールやオンラインストレージ)。PaaSはアプリを動かす土台(OSや開発環境)までが提供され、利用者は自分の作ったアプリを載せて動かします。IaaSはサーバやネットワークなどの基盤だけを借り、OSから上は利用者が用意します。頭文字(Software/Platform/Infrastructure)を思い出せば、PaaSとIaaSの取り違えを防げます。借りる以上、事業者の安全対策も確かめます。ISMSクラウドセキュリティ認証は、ISMS認証を取得した組織のクラウドサービスについて、クラウド固有の管理策(ISO/IEC 27017)が実施されていることを認証する制度です。個人情報の保護体制を認めるプライバシーマークとは対象が違います。試験では「メールサービスを利用=SaaS」「仮想サーバを借りる=IaaS」のように、事例からモデルを選ばせる問題が定番です。
押さえどころ
- SaaS = アプリを使う
- PaaS = 開発土台を使う
- IaaS = サーバ資源を借りる
確認問題(4問)
確認問題は本サービスのオリジナル問題です。ログインなしで解けます(結果は保存されません)。
「クラウド・SaaS・PaaS・IaaS」の過去問(2問)
IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。
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