バックアップと復旧手順とは?わかりやすく解説
フル・差分・増分バックアップの保存量と、障害後に戻す順序を学びます。
解説
1取り方 ― 毎日、何を保存する?
日曜にフルを取り、月〜水は毎日データが少しずつ増えます。四角1つ=その日に増えた分です。
2戻し方 ― 水曜の夜に故障!
水曜の終わりの状態に戻します。方式ごとに、使うバックアップと順番が変わります。
3RPO と RTO ― 過去向きと未来向き
故障した瞬間を真ん中に置くと、2つの目標は逆向きです。
4世代管理 ― 古い時点にも戻れるように
火曜に大事なファイルを誤って削除。気付いたのは木曜です。
残っているのは削除後の状態だけ。戻せない
月曜の世代を選んで、削除前に戻せる
5試験ではここを見分ける
- フル=全部、差分=直近のフル以降の変更、増分=直前のバックアップ以降の変更
- 復元:差分はフル+最新の差分、増分はフル+すべての増分を古い順に
- RPO=どの時点まで戻れればよいか(失ってよいデータ量)、RTO=何時間で復旧するか
誤り:差分と増分の基準を逆に覚える
正しくは:差分の基準=フル、増分の基準=前回のバックアップ(フルでも増分でも)
誤り:増分は新しいものから戻す
正しくは:フルを戻したあと、増分を古い順(月→火→水)に重ねる
誤り:RPO と RTO を逆に覚える
正しくは:P=Point(時点・データ)、T=Time(時間)
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
取得日の場面から必要なバックアップとリストア順序を判断する
間違えやすいポイント
- 増分と差分の基準時点を逆にする
- バックアップを一世代だけにする
- RPOとRTOを逆に覚える
関連用語
フルバックアップ、差分バックアップ、増分バックアップ、世代管理、リストア、RPO、RTO
図解の内容を文章で読む
バックアップと復旧手順をイメージでつかむ
フルは対象をすべて、差分は直近フル以降の変更をまとめて、増分は直前のバックアップ以降の変更だけを保存します。世代管理と復旧手順を決め、RPO・RTOに合う方式を選びます。
たとえると:ノートを毎回全部コピーするのがフル、最初のコピー後に増えた全ページを毎回まとめるのが差分、前回から増えたページだけを順番に取るのが増分です。
フルバックアップは対象データをすべて保存するため容量と取得時間は大きい一方、復旧はフル一つで単純です。差分バックアップは直近のフル以降の変更を毎回まとめるため、復旧はフル→最新差分です。増分バックアップは直前に取得したフルまたは増分以降の変更だけなので取得量は小さい一方、復旧はフルの後に各増分を古い順ですべて適用します。世代管理は複数時点のバックアップを残し、破損前へ戻せるようにします。RPOは障害時にどの時点まで戻ってよいかという失えるデータ量の目標、RTOは何時間以内に復旧するかという時間の目標で、取得間隔や方式を決める材料です。
押さえどころ
- フルは復旧が単純
- 差分はフルと最新差分、増分はフル後を順番に復旧
- RPOは失えるデータ量、RTOは復旧時間
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「バックアップと復旧手順」の過去問(1問)
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