ファイルシステムとアクセス権とは?わかりやすく解説
ディレクトリの木の形、絶対パスと相対パス、拡張子の意味、最小権限のアクセス権を学びます。
解説
1ファイルとディレクトリは「木」の形
いちばん上がルート。そこからディレクトリが枝分かれし、ファイルはその中に入ります。途中の分かれ目を節、行き止まりを葉と呼びます。
- /(ルート)根
- home節
- sato節
- memo.txt葉
- photos葉(空のディレクトリ)
- suzuki節
- plan.xlsx葉
- share節
- price.csv葉
中に何も入れられないので、必ず葉。
中身があれば節、空なら葉。
2パス ― 場所の書き方は2通り
いま開いているディレクトリが現在地(カレントディレクトリ)。現在地を変えて、2つの書き方を比べます。行き先のファイルは木の中で選べます。
- /(ルート)
- home「..」で上がる
- sato現在地
- photos
- suzuki
- share
/home/suzuki/plan.xlsx
../suzuki/plan.xlsx
「..」=1つ上へを1回、そこから下へたどる
区切りは「/」のほか、問題によっては「\」で書かれます。意味は同じです。
3拡張子は「名前の末尾の目印」
photo.jpg の「.jpg」が拡張子。OSはこれを見て、どのアプリで開くかを決めます(関連付け)。
JPEG画像のまま
本当の拡張子は最後の「.exe」。開くとプログラムが動いてしまう。名前だけで安全とは判断しない。
4アクセス権 ― 誰に、何をさせるか
共有サーバの「見積書」ディレクトリ。権限は1人ずつではなくグループ(部署)ごとに付けると、異動してもグループを移すだけで済みます。
行をタップすると、その人ができることが分かります。
経理部の田中さん(仕事:見積額を確認するだけ)
開いて見られるが、書き換え・削除はできない。確認するだけなら読取りで十分。
5試験ではここを見分ける
- ファイルは必ず葉。ディレクトリは節にも葉にもなる(空のディレクトリは葉)
- 絶対パス=ルートから全部書く(現在地に関係なく同じ)。相対パス=現在地から書く。「..」は1つ上
- 拡張子は形式の目印。名前を変えても中身は変わらない
- アクセス権は読取り・書込み・実行。仕事に必要な分だけ与える(最小権限)
誤り:ディレクトリは必ず節になる
正しくは:中身が空のディレクトリは子を持たないので葉になる
誤り:同じファイルなら、相対パスはどこから見ても同じ書き方
正しくは:現在地が変わると相対パスの書き方が変わる。変わらないのは絶対パス
誤り:拡張子を .txt に変えると文字のデータに変換される
正しくは:中身は元の形式のまま。開くアプリが変わるだけ
誤り:共有フォルダは全員に書込みを許すと便利
正しくは:見るだけの人には読取りだけ。誤って消す・書き換える危険を減らす
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
ディレクトリ木から節と葉・パスを読み取り、利用者に必要な権限だけを判断する
間違えやすいポイント
- 空のディレクトリも葉になることを見落とす
- 相対パスは現在地が変わっても同じだと思う
- 拡張子を変えればデータ形式も変わると思う
- 全員に書込み権限を与える
関連用語
ファイル、ディレクトリ、ルートディレクトリ、カレントディレクトリ、絶対パス、相対パス、拡張子、アクセス権、最小権限
図解の内容を文章で読む
ファイルシステムとアクセス権をイメージでつかむ
ファイルはディレクトリの入れ子で整理され、ルートを根とする木の形になります。場所はルートから書く絶対パスか、現在地から書く相対パスで表し、アクセス権で誰が何をできるかを決めます。
たとえると:住所を都道府県から全部書くのが絶対パス、「いまいる家から2軒隣」と言うのが相対パスです。アクセス権は部屋ごとの鍵で、仕事に必要な部屋の鍵だけを渡します。
OSはファイルをディレクトリの階層で整理します。最上位のルートディレクトリを根とする木構造で、子を持つ途中の分かれ目を節、子を持たない末端を葉と呼びます。ファイルは中に何も入れられないので必ず葉になり、ディレクトリは中身があれば節、空なら葉になります。場所の書き方は2通りあり、ルートから目的の場所までをすべて書くのが絶対パスで、現在地(カレントディレクトリ)に関係なく同じです。相対パスは現在地を起点にし、「..」で1つ上の階層を表すため、現在地が変わると書き方も変わります。拡張子はreport.pdfの.pdfのような名前の末尾の目印で、OSはこれを見て開くアプリを決めます。名前を変えてもデータの形式は変わらず、拡張子を表示しない設定では「請求書.pdf.exe」のような偽装に気付きにくくなります。アクセス権には読取り・書込み・実行などがあり、利用者やグループごとに設定します。情報漏えいや誤更新を減らすため、仕事に必要な操作だけを許す最小権限の原則を使います。
押さえどころ
- ファイルは必ず葉、ディレクトリは節にも葉にもなる
- 絶対パスはルートから、相対パスは現在地から。「..」は1つ上
- 拡張子は形式の目印で、変えても中身は変わらない
- アクセス権は仕事に必要な分だけ(最小権限)
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「ファイルシステムとアクセス権」の過去問(1問)
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