バリューチェーン(価値連鎖)とは?わかりやすく解説
会社の活動を「主活動」と「支援活動」に分け、どこで価値が生まれているかを見える化します。
最初に考えてみよう
商品が売れるまでには、仕入れ、製造、販売、サポートなど多くの活動があります。どうすれば、どの活動が価値を生み、どこを改善すべきかを見つけられるのでしょうか?
解説
1主活動 ― 工程を進めて価値を積み上げる
主活動は価値を直接生み出す流れ(図の下段)。いすを作る会社で再生して、材料が売り物に変わっていく様子を見てみよう。
購買物流:原材料や部品を仕入れ、受け入れる。価値 +15
2支援活動 ― 無くなるとラインが困る
支援活動は直接モノを作らないけれど、主活動の全工程に横串でまたがって支えます。 図の上段(4本の帯)を1つ止めて、「もし無かったら」を確かめてみよう。
3主活動? 支援活動?
- 工場で部品を組み立てて製品をつくる
- 社員を採用し、研修で育てる
- 完成した商品を店舗やお客様へ配送する
- 新しい素材を研究開発する
- 広告を出して商品を売り込む
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
主活動と支援活動の区別、価値連鎖の目的(強みの源泉を分析)が問われる
間違えやすいポイント
- 人事や調達を主活動だと思う
- サプライチェーンと混同する
関連用語
バリューチェーン、価値連鎖、主活動、支援活動、サプライチェーン
図解の内容を文章で読む
バリューチェーン(価値連鎖)をイメージでつかむ
バリューチェーンは、会社の活動を価値を生む流れとしてとらえる考え方です。原材料の調達から製造、出荷、販売、アフターサービスまでの一連の流れ(主活動)と、それを支える人事・技術開発・調達などの活動(支援活動)に分け、どこで競争力が生まれているかを分析します。
たとえると:カレー屋さんなら、仕入れ→調理→提供→片づけが主活動、スタッフ教育や厨房設備の管理が支援活動。どの工程がお店の強みかを見つけます。
バリューチェーン(価値連鎖)は、会社の活動を「価値を生み出す一連の流れ」としてとらえ、どの工程で競争力(強み)が生まれているかを分析する考え方です。活動は2種類に分けます。主活動は、購買物流(材料の仕入れ)→製造→出荷物流→販売・マーケティング→サービス(アフターケア)という、製品が顧客に届くまでの本流です。支援活動は、全般管理・人事・技術開発・調達活動といった、本流を裏から支える活動です。人事や技術開発を主活動と間違えやすいので注意しましょう。また、複数の企業をまたぐ供給の流れを管理するSCM(サプライチェーン)とは視点が違い、バリューチェーンは自社の中の活動分析です。試験では、主活動と支援活動の振り分けが最頻出です。
押さえどころ
- 活動を「主活動」と「支援活動」に分ける
- 主活動=購買物流・製造・出荷物流・販売・サービス
- 支援活動=全般管理・人事・技術開発・調達
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