バリューチェーン(価値連鎖)とは?わかりやすく解説

ストラテジ系 ・ 経営戦略 ・ 読む目安7分 ・ 頻出

会社の活動を「主活動」と「支援活動」に分け、どこで価値が生まれているかを見える化します。

最初に考えてみよう

商品が売れるまでには、仕入れ、製造、販売、サポートなど多くの活動があります。どうすれば、どの活動が価値を生み、どこを改善すべきかを見つけられるのでしょうか?

解説

バリューチェーン(価値連鎖)は、会社の活動を「価値を直接生む主活動」と「それを支える支援活動」に分け、どこに強みがあるかを見える化します。

1主活動 ― 工程を進めて価値を積み上げる

主活動は価値を直接生み出す流れ(図の下段)。いすを作る会社で再生して、材料が売り物に変わっていく様子を見てみよう。

購買物流:原材料や部品を仕入れ、受け入れる。価値 +15

⟲ ドラッグで回転
VALUE(生み出した価値)価値 15
原材料マージン

2支援活動 ― 無くなるとラインが困る

支援活動は直接モノを作らないけれど、主活動の全工程に横串でまたがって支えます。 図の上段(4本の帯)を1つ止めて、「もし無かったら」を確かめてみよう。

⟲ ドラッグで回転
VALUE(生み出した価値)売値 90
コスト 70マージン 20

3主活動? 支援活動?

  • 工場で部品を組み立てて製品をつくる
  • 社員を採用し、研修で育てる
  • 完成した商品を店舗やお客様へ配送する
  • 新しい素材を研究開発する
  • 広告を出して商品を売り込む

試験のポイント

ITパスポート試験での問われ方

主活動と支援活動の区別、価値連鎖の目的(強みの源泉を分析)が問われる

間違えやすいポイント

  • 人事や調達を主活動だと思う
  • サプライチェーンと混同する

関連用語

バリューチェーン、価値連鎖、主活動、支援活動、サプライチェーン

図解の内容を文章で読む

バリューチェーン(価値連鎖)をイメージでつかむ

バリューチェーンは、会社の活動を価値を生む流れとしてとらえる考え方です。原材料の調達から製造、出荷、販売、アフターサービスまでの一連の流れ(主活動)と、それを支える人事・技術開発・調達などの活動(支援活動)に分け、どこで競争力が生まれているかを分析します。

たとえると:カレー屋さんなら、仕入れ→調理→提供→片づけが主活動、スタッフ教育や厨房設備の管理が支援活動。どの工程がお店の強みかを見つけます。

バリューチェーン(価値連鎖)は、会社の活動を「価値を生み出す一連の流れ」としてとらえ、どの工程で競争力(強み)が生まれているかを分析する考え方です。活動は2種類に分けます。主活動は、購買物流(材料の仕入れ)→製造→出荷物流→販売・マーケティング→サービス(アフターケア)という、製品が顧客に届くまでの本流です。支援活動は、全般管理・人事・技術開発・調達活動といった、本流を裏から支える活動です。人事や技術開発を主活動と間違えやすいので注意しましょう。また、複数の企業をまたぐ供給の流れを管理するSCM(サプライチェーン)とは視点が違い、バリューチェーンは自社の中の活動分析です。試験では、主活動と支援活動の振り分けが最頻出です。

押さえどころ

  • 活動を「主活動」と「支援活動」に分ける
  • 主活動=購買物流・製造・出荷物流・販売・サービス
  • 支援活動=全般管理・人事・技術開発・調達

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