情報セキュリティの3要素(CIA)とは?わかりやすく解説
情報を守るうえで土台になる「機密性・完全性・可用性」という3つの考え方を学びます。
最初に考えてみよう
情報を秘密にするだけでは、内容を書き換えられたり、必要なときに使えなかったりする問題は防げません。どうすれば、情報を総合的に安全な状態に保てるのでしょうか?
解説
13要素ってなに?
情報を「安全に扱えている」と言えるのは、次の3つがそろっているときです。
- 機密性Confidentiality見せない
見てよい人だけが情報を見られる状態のこと。関係ない人に見られたら、機密性が損なわれています。
- 例
- 自分の成績は本人と先生だけが見られる
- 守り方
- パスワード・アクセス権の設定・暗号化
- 完全性Integrity正しく保つ
情報が正しいまま、勝手に書きかえられていない状態のこと。中身が変えられたら、完全性が損なわれています。
- 例
- 銀行の残高が勝手に増えたり減ったりしない
- 守り方
- 変更履歴の記録・デジタル署名・ハッシュ値で照合
- 可用性Availability止めない
使いたいときに、きちんと使える状態のこと。システムが止まって使えなければ、可用性が損なわれています。
- 例
- ATMや予約サイトがいつでも使える
- 守り方
- バックアップ・予備の機器(二重化)・停電対策
23本の柱が「情報」を支えている
大切な情報は3本の柱で支えられています。 柱をタップして折ってみると、何が起きるか分かります。
3本すべて立っている=情報は安全。どれか1本欠けただけで危険になります。柱をタップして確かめてみよう。
3どの柱が折れた?
起きた出来事は、3要素のどれが損なわれたケース? 試験ではこの仕分けがよく問われます。
- 顧客名簿が外部に漏えいした
- Webサイトを勝手に書きかえられた
- アクセス集中でサーバが落ち、使えない
- パスワードをのぞき見された
- 振込金額のデータが改ざんされた
4おさらい
※ 3つの頭文字 C(Confidentiality)・I(Integrity)・A(Availability)をとって「情報セキュリティのCIA」と呼びます。
試験のポイント
図解の内容を文章で読む
情報を守る3つの柱
情報セキュリティは「機密性・完全性・可用性」という3つの考え方を守ることだと言われます。頭文字をとってCIAと呼びます。見てよい人だけが見られること(機密性)、内容が正しく保たれること(完全性)、必要なときに使えること(可用性)。この3つがそろって初めて「安全に情報を扱えている」と言えます。
たとえると:大事な書類を金庫にしまうイメージ。鍵を持つ人だけが開けられ(機密性)、中身が書きかえられず(完全性)、必要なときにすぐ取り出せる(可用性)――この3つがそろって安心です。
セキュリティの目的は「秘密を守る」ことだけだと思われがちですが、それは機密性の話で一部にすぎません。情報が正しく保たれること(完全性)、必要なときに使えること(可用性)も同じくらい大切です。たとえばデータが書きかえられたら完全性が、システムが止まったら可用性が損なわれます。3つをセットで考えるのがポイントです。
押さえどころ
- 機密性 = 見てよい人だけが見られる
- 完全性 = 内容が正しく保たれる
- 可用性 = 使いたいときに使える
確認問題(4問)
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「情報セキュリティの3要素(CIA)」の過去問(5問)
IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。
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