入出力装置と各種デバイスとは?わかりやすく解説
入力・出力・補助記憶と、機器をつなぐ代表的なインタフェースを整理します。
解説
1情報は「入力 → コンピュータ → 出力」の一方向に流れる
入力装置
- キーボード文字
- マウス位置・クリック
- マイク音
- スキャナ紙の文字・絵
- カメラ映像
出力装置
- ディスプレイ画面に表示
- プリンタ紙に印刷
- スピーカー音を出す
タッチパネル = 入力と出力の両方
画面に表示(出力)し、指で触れた位置を受け取る(入力)
SSD・USBメモリ = 補助記憶装置
入力でも出力でもなく、電源を切ってもデータを残しておく場所
2機器をつなぐ規格は「有線か無線か」と「何を運ぶか」で見分ける
USB有線
周辺機器のデータ・給電
例:マウス・USBメモリ・充電
HDMI有線
映像と音声
例:PC → ディスプレイ・テレビ
Bluetooth無線
近距離(数m〜10m程度)
例:ワイヤレスイヤホン・キーボード
NFC無線
ごく近距離(数cm)=かざす
例:交通系ICカード・タッチ決済
「USBメモリ」のUSBはつなぎ方(インタフェース)の名前。記憶装置としての分類は補助記憶装置です。
3紙を読み取る・画面に触れる
- イメージスキャナー:
- 紙に光を当て、反射光を読み取って文字や図形をデジタルデータにする入力装置
- dpi:
- どこまで細かく読み取れるかの単位(1インチあたりの点の数)。600dpiは1,200dpiより粗い。bpsは通信速度の単位で別物
- OCR:
- 画像の中の印刷文字や手書き文字を認識し、テキストデータに変換する
選択肢に並ぶ別物
- CCD
- 光を電気信号に変える撮像素子(スキャナやカメラの部品)
- GPU
- 画像処理を専門に行うプロセッサ
- スクリーンリーダー
- 画面の文字を音声で読み上げるソフト
タッチパネルの方式は「何で位置を知るか」
- 静電容量方式
- 指が表面に近づいたときの電気の変化で位置を検出。スマートフォンで広く採用
- 感圧式
- 押された圧力で位置を検出。手袋やペンでも反応
- 光学式
- 画面のふちの赤外線を指がさえぎった位置を検出
- 電磁誘導方式
- 専用ペンが出す磁界で位置を検出
4印刷する・データをしまう
プリンタの印字方式
- インクジェット
- インクの微細な粒子を用紙に直接吹き付ける
- レーザ
- レーザ光で感光体にトナーを付着させ、用紙に写す
- 熱転写
- 熱で溶けるインクを印字ヘッドで加熱して用紙に写す
- ドットインパクト
- インクリボンをワイヤで用紙に打ち付ける(複写式の伝票に使える)
DVDは末尾の記号で、書けるかどうかが分かる
DVD-ROM
読出し専用
DVD-R
1回だけ書込み
DVD-RW
書換え可
DVD-RAM
書換え可
ROM=Read Only Memory(読むだけ)、R=Recordable、RW=ReWritable
NAS(Network Attached Storage)
ネットワークに直接接続し、PCやスマートフォンからネットワーク経由で使う外部記憶装置。
別物:RAID=複数の記憶装置を1台として分散格納する技術、SSID=無線LANを識別する文字列
5試験ではここを見分ける
- コンピュータへ渡す=入力装置、コンピュータから返す=出力装置
- USB・HDMIは有線、Bluetooth・NFCは近距離無線(NFCはかざす距離)
- SSD・USBメモリは補助記憶装置。ネットワークに直接つなぐ外部記憶装置はNAS
- 紙→スキャナ(細かさはdpi)→画像→OCR→テキストデータ
- スマホのタッチパネルは静電容量方式、読出し専用のDVDはDVD-ROM
誤り:スキャナは紙を扱うから出力装置
正しくは:紙の内容をコンピュータへ取り込むので入力装置
誤り:BluetoothとNFCは同じくらいの距離
正しくは:Bluetoothは数m〜10m程度、NFCは数cmでかざして使う
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
装置の分類と、USB・HDMI・Bluetooth・NFCの用途を場面から選ぶことが重要です。
間違えやすいポイント
- スキャナを出力装置と考える
- USBメモリのUSBを記憶方式の名前だと思う
- BluetoothとNFCの距離を同じだと思う
関連用語
USB、HDMI、Bluetooth、NFC、スキャナ、ディスプレイ
図解の内容を文章で読む
入出力装置と各種デバイスをイメージでつかむ
キーボードやマウスは入力装置、ディスプレイやプリンタは出力装置、SSDは補助記憶装置です。機器間の接続では、USB・HDMI・Bluetooth・NFCを用途と届く距離で見分けます。
たとえると:入力装置は耳や目、出力装置は口や手、補助記憶装置は引き出しです。インタフェースは機器同士を結ぶ道路で、運ぶものや届く距離が違います。
入力装置はキーボードやスキャナのように情報をコンピュータへ渡し、出力装置はディスプレイやプリンタのように結果を人へ返します。SSDやUSBメモリは電源を切ってもデータを残す補助記憶装置です。接続規格は用途で整理します。USBは周辺機器や給電にも使う汎用有線、HDMIはディスプレイなどへ映像・音声を送る有線、Bluetoothはイヤホンやキーボードなどの近距離無線、NFCはカードをかざすような数cm程度のごく近距離無線です。USBメモリの「USB」は接続インタフェースを表し、記憶媒体そのものの分類とは分けて考えます。
押さえどころ
- 入力・出力・補助記憶を分類
- USB・HDMIは有線
- Bluetooth・NFCは近距離無線
確認問題(6問)
確認問題は本サービスのオリジナル問題です。ログインなしで解けます(結果は保存されません)。
「入出力装置と各種デバイス」の過去問(7問)
IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。
あわせて覚える英略語
学習を記録して、合格まで続ける
教材と確認問題はこのページで全部無料で使えます。登録すると「入出力装置と各種デバイス」の結果や習熟度が記録され、苦手分野の復習提案、試験日までの学習計画、合格準備度の見える化が使えます。最初の7日間は学習記録も無料です。