生産管理と発注方式とは?わかりやすく解説

ストラテジ系 ・ ビジネスインダストリ ・ 読む目安9分 ・ 頻出

需要から生産計画と資材所要量を求め、在庫を保ちながら適切に発注する方法を学びます。

解説

「何台作るか」が決まると、必要な部品の数が決まり、手元の在庫を引いた分だけ発注します。そのあと在庫を切らさないための発注のしかたを見ます。

1MRP ― 需要から発注量を逆算する

MRP = Material Requirements Planning(資材所要量計画)

いすを40台作ります。いす1台に脚の部品が3本(部品表)。

2在庫が減る → 発注 → 補充

毎日およそ10個ずつ使う部品の、30日間の在庫です。発注してから届くまで3日かかります。

050100在庫(個)安全在庫発注点50↑届いて補充70個70個70個70個発注→ 30日
いつ発注?
発注点を切ったとき(不定期)
何個?
毎回同じ 70個

※ 使う量が多い日が続くと、補充の直前に在庫が安全在庫まで食い込みます。この余分があるから品切れしません。

32つの方式を並べる

「何が一定か」で見分けます。名前に入っている方が固定です。

定量発注
定期発注
発注する時
在庫が発注点まで減ったとき
毎週・毎月など決まった日
発注する量
毎回同じ(一定量)
毎回、需要予測と在庫から計算
向く品目
安くて、使う量が安定した部品
高価・重要で、在庫を細かく管理したい品

定量=量が固定、定期=時期が固定。濃い枠が「固定されている方」です。

4試験ではここを見分ける

  • MRP:製品の生産数 × 1台あたりの部品数 = 総所要量、そこから在庫を引いた分を発注
  • 定量発注=発注点を切ったら毎回同じ量/定期発注=決まった日に毎回計算した量
  • 安全在庫=需要のぶれ・納入の遅れに備える余分な在庫
よくある取り違え

誤り:在庫を足して発注量を求める

正しくは:発注量=総所要量 − 使える在庫(引き算)

誤り:定量発注は決まった日に発注する

正しくは:決まった日に発注するのは定期発注。定量は発注点で発注する

試験のポイント

ITパスポート試験での問われ方

MRPの資材所要量計算、定量発注方式・定期発注方式・安全在庫の役割が問われる

間違えやすいポイント

  • 在庫を足して発注量を求める
  • 定量発注方式と定期発注方式を逆に覚える

関連用語

生産計画、MRP、資材所要量、在庫、定量発注方式、定期発注方式、安全在庫

図解の内容を文章で読む

生産管理と発注方式をイメージでつかむ

生産計画は何を・いつ・いくつ作るかを決めます。MRPは製品の生産数と部品表から資材所要量を計算し、手持ち在庫を差し引いて発注量を求めます。定量発注方式は在庫が発注点まで減ったら一定量を、定期発注方式は一定間隔で必要量を発注します。安全在庫は需要や納期のずれによる品切れを防ぎます。

たとえると:40人分に箸が3本ずつ必要なら120本。倉庫の25本を使えるので、追加で95本を注文するイメージです。

生産計画で完成品の必要数と時期を決めたら、MRP(資材所要量計画)が部品表から部品ごとの総所要量を計算します。そこから利用できる在庫や入荷予定を差し引き、不足分をいつ発注するか決めます。40台の製品に部品を3個ずつ使い、在庫が25個なら、追加所要量は 40 × 3 - 25 = 95 個です。定量発注方式は在庫が発注点に達するたび一定量を発注し、定期発注方式は毎週・毎月など一定間隔で在庫状況に応じた量を発注します。安全在庫は需要増や納入遅れへの備えです。

押さえどころ

  • 生産計画は品目・時期・数量を決める
  • MRPは総所要量から在庫を差し引いて発注を計画する
  • 定量・定期発注と安全在庫の違いを押さえる

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「生産管理と発注方式」の過去問(4問)

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