損益分岐点とは?わかりやすく解説
売上と費用が同じになり、利益がゼロになる地点を学びます。
最初に考えてみよう
商品が売れていても、材料費や人件費などを回収できていなければ利益は出ません。どうすれば、どこから黒字になるのかを判断できるのでしょうか?
解説
12種類の費用を知ろう
フリマに出店して手作りグッズを売る場面で考えます。かかるお金は2種類です。
売れても売れなくても必ずかかるお金。
例:出店料 10,000円
売れた数に応じて増えていくお金。
例:仕入れ 1個 300円
固定費は総額が変わらないので、たくさん売る(作る)ほど1個あたりの固定費の負担は小さくなります。
21個売ると、いくら残る?
グッズが1個 500円で売れました。でも、その1個の仕入れに300円払っています。
3残った200円で、固定費を回収する
出店料10,000円は、売る前にもう払っています。これを売れた分の200円で取り戻していきます。
4何個売れば、0円になる?
何個売れば回収しきれる?
5数字を言葉に置き換えると、公式になる
さっきの計算の数字が、それぞれ何だったかを言葉にしてみます。
6グラフで確かめる
ここまでの話を、売上と総費用(固定費+変動費)の2本の線で見ると…
7「売上高」で聞かれたら
試験では個数ではなく損益分岐点売上高(いくら売り上げれば0円か)もよく聞かれます。
グラフの交点の高さ(25,000円)がこれです。
8解き方を固定して、本試験の形へ
- ① 1個(売上)あたり残る額
- →② 固定費 ÷ それ
- →③ 売上高なら ÷ 限界利益率
Q1. 販売単価600円、1個あたりの変動費400円、固定費60,000円。損益分岐点の販売数量は?
9固定費? 変動費?
次の費用は固定費と変動費のどっち?
店の家賃(毎月決まった額)
商品の材料費・仕入れ代
正社員の基本給
売れた分だけ払う配送料
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
損益分岐点の意味、固定費・変動費の見分けが問われる
間違えやすいポイント
- 損益分岐点を最大利益の点だと思う
- 固定費と変動費を逆にする
関連用語
損益分岐点、固定費、変動費、利益
図解の内容を文章で読む
損益分岐点をイメージでつかむ
損益分岐点は、売上と費用がちょうど同じになり、利益も損失も出ない売上高です。売上がこの点を超えると利益が出やすく、下回ると赤字になります。固定費と変動費の違いも一緒に出ます。
たとえると:フリマで出店料を払ったあと、売上が出店料と仕入れ代を超えたところから黒字になるイメージです。
損益分岐点は、売上高と費用がちょうど等しくなり、利益も損失もゼロになる売上高(または販売数)です。ここを超えれば黒字、下回れば赤字になります。「利益が最大になる点」ではない点に注意しましょう。計算のカギは、費用を2つに分けることです。固定費は売れても売れなくてもかかる費用(家賃・出店料など)、変動費は売れた分だけ増える費用(材料の仕入れなど)です。1個売るごとに「売価−変動費」の分だけ固定費を回収でき、固定費を回収しきった点が損益分岐点です。たとえば出店料1万円・売価500円・仕入300円なら、1個あたり200円ずつ回収して、1万円÷200円=50個が分岐点です。試験では固定費・変動費の見分けと、この計算が問われます。
押さえどころ
- 損益分岐点 = 利益ゼロの売上
- 固定費 = 売れても売れなくてもかかる
- 変動費 = 売上に応じて増える
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「損益分岐点」の過去問(3問)
IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。
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