システムの運用と保守とは?わかりやすく解説
稼働中のシステムを安定して動かし、環境変化や不具合に合わせて直す活動を学びます。
解説
14つの保守は「いつ」と「何のため」で分かれる
是正保守(修正保守とも呼ぶ)
利用者から「請求額の計算がずれる」と連絡があり、原因のプログラムを直した。
見分けるキーワード:障害が起きた・不具合が見つかった
2どこからが「保守」?
保守は納入して運用が始まった後の手直し。直す理由が障害でも、法改正でも、仕様変更でも保守です。
- ✕テスト中に見つけたバグの修正
- ✓障害の修正(是正)
- ✓潜在不良を先回りで修正(予防)
- ✓法改正・仕様変更への対応
3どの保守にあたる?
「いつ(起きてから/前に)」と「何のため(直す/変える・良くする)」の順に考えよう。
インボイス制度が始まるので、請求書の出力を作り変えた
使用時間から寿命が近いディスクを、故障する前に交換した
問題なく動くが、後で直しやすいようにプログラムを整理した
納入前の結合テストで見つかったバグを直した
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
OS更新への対応は適応保守、既存不具合の修正は修正保守と場面から判別する
間違えやすいポイント
- バックアップを取るだけで復旧確認は不要だと思う
- OS更新への対応を修正保守と取り違える
関連用語
運用監視、バックアップ、ジョブ管理、障害一次対応、修正保守、適応保守、予防保守
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システムの運用と保守をイメージでつかむ
運用では、稼働状況の監視、バックアップ、決めた時刻に処理を動かすジョブ管理、障害の受付と一次対応を行います。保守では、不具合を直す修正保守、OSなどの環境変化に合わせる適応保守、将来の故障を防ぐ予防保守を行います。
たとえると:電車なら、毎日の運行監視や点検が運用、壊れた部品の交換や新しい安全基準への対応、故障前の交換が保守です。
システムは完成後も、安定して使える状態を保つ必要があります。日々の運用では、サーバやサービスの状態を監視し、データをバックアップし、夜間集計などのジョブが予定どおり動いたかを管理します。異常を検知したら、一次対応で利用者への影響を確認し、原因の範囲を切り分け、再起動や代替系への切替えなどで復旧させ、専門担当へ必要な情報を引き継ぎます。その後、原因を調べて再発防止につなげます。保守の分類も重要です。修正保守は発見済みの不具合を直すこと、適応保守はOS更新や法改正など外部環境の変化に合わせること、予防保守は古い部品や複雑なコードを故障前に手当てすることです。『新しいOSでも動くように変更する』は、故障修正ではなく適応保守です。
押さえどころ
- 運用 = 監視・バックアップ・ジョブ管理・障害一次対応で日々動かす
- 修正保守 = 見つかった不具合を直す
- 適応保守 = 環境変化に対応、予防保守 = 将来の故障を防ぐ
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「システムの運用と保守」の過去問(2問)
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