表計算と相対参照・絶対参照とは?わかりやすく解説
表計算ソフトの式コピーで変わる参照(相対)と固定する参照(絶対)を学びます。
最初に考えてみよう
たくさんの数字を手で計算したり、条件に合うデータを目で探したりすると、時間がかかりミスも起きます。どうすれば、表の中で計算や集計を効率よく行えるのでしょうか?
解説
1式を下にコピーしてみる
税込価格=価格×税率。先頭セルに式を入れ、下にコピーして全部埋めます。 税率(E1=×1.1)の参照を切り替えて結果を見よう。
| セル | 価格(B) | 入っている式 | 税込 |
|---|---|---|---|
| C2 | 100 | =B2*E1 | 110 |
| C3 | 250 | — | — |
| C4 | 400 | — | — |
2$ の意味をまとめる
3式を左から読む
税込価格を出すため、C4 に次の式を入れました。部品ごとに、どのセルを指しているかを見ていきます。
式を左から読んでいきます。
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 消費税率 | 10% | |
| 2 | |||
| 3 | 商品 | 税抜 | 税込 |
| 4 | X | 200 | |
| 5 | Y | 500 | |
| 6 | Z | 100 |
4IF ― 条件で2つに分かれる
IF は「条件, 成り立つとき, 成り立たないとき」の3つの部品でできています。
5論理積・論理和 ― 条件を組み合わせる
合格の条件が「2科目の合計が120点以上、又は、どちらかが100点」のように複数あるときは、条件をまとめる関数を使います。
6範囲をまとめる ― 合計(B2:B4)
B5 に 合計(B2:B4) を入れます。「:」は「〜から〜まで」の意味です。
| A | B | |
|---|---|---|
| 1 | 売上 | |
| 2 | 4月 | 30 |
| 3 | 5月 | 50 |
| 4 | 6月 | 20 |
| 5 | 計 |
7確認問題:5段階で本試験レベルへ
- ① 参照を読む
- →② 内側から計算
- →③ 条件で分ける
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
式をコピーしたときに参照がどう変わるか、$の意味が問われる
間違えやすいポイント
- 絶対参照と相対参照を逆にする
- $を付けてもコピーでずれると思う
関連用語
相対参照、絶対参照、複合参照、セル、表計算ソフト
図解の内容を文章で読む
表計算と相対参照・絶対参照をイメージでつかむ
表計算では、セルに式を入れて計算します。式を別のセルにコピーすると、参照するセルが自動でずれるのが相対参照です。ずらしたくないときは、列や行の前に$を付けて固定する絶対参照(例:$A$1)を使います。$A1のように片方だけ固定する複合参照もあります。
たとえると:相対参照は「3つ左のセルを見る」という“位置の指示”なので、コピーすると見る場所もずれます。絶対参照は「いつもA1を見る」という“住所そのものの指定”で、コピーしても動きません。
表計算の式は、コピーして使い回すことが前提です。「=A1×B1」のような普通の書き方は相対参照で、「自分から見てどの位置のセルか」という相対的な指示です。式を1つ下のセルにコピーすると、参照も自動的に1つ下(A2×B2)にずれます。便利な半面、税率のように全員が同じセルを見てほしい場合には困ります。そこで「=A1×$E$1」のように$を付けるのが絶対参照で、コピーしても$E$1は動きません。$A1(列だけ固定)やA$1(行だけ固定)のように片方だけ固定する複合参照もあります。試験では「この式を下のセルにコピーすると式はどうなるか」という形で問われるので、「$が付いた部分は動かず、付いていない部分はコピーした方向にずれる」と覚えましょう。
押さえどころ
- 相対参照=コピーで参照がずれる
- 絶対参照=$で固定、コピーしてもずれない
- $A$1=完全固定 / $A1・A$1=複合参照
確認問題(5問)
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「表計算と相対参照・絶対参照」の過去問(5問)
IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。
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