システム企画・RFP・調達管理とは?わかりやすく解説

ストラテジ系 ・ システム戦略 ・ 読む目安7分 ・ 頻出

システム導入の目的を定め、提案を募り、適切に選定する流れを学びます。

解説

システムを買う(調達する)ときは、発注側が何をしたいか決めてから、ベンダに提案を頼み、比べて選びます。家を建てるときに、希望をまとめて複数の工務店に提案を頼むのと同じ流れです。

1企画から契約まで ― 誰が何をする?

左が発注側(ユーザー企業)、右がベンダ。上から順に進みます。

発注側
ベンダ
① システム企画
課題から目的を決める
② 情報を集める
製品・技術の情報を広く
RFI
情報
情報を提供
製品資料・事例
③ 要件をまとめる
必要な機能・条件・予算
④ 提案を依頼
要件を書いて複数社へ
RFP
提案書
提案書を作る
実現方法・体制・価格
⑤ 評価・選定
決めた基準で比べる
⑥ 契約
選んだ1社と結ぶ

左の列(発注側)がずっと主役。何を作りたいかを決めるのは発注側で、ベンダはそれに答えて提案します。

23つの依頼書 ― 何を返してもらう?

RF=Request For(〜をください)。最後の1文字が、ベンダに頼むものです。

RFI情報提供依頼書企画の初め
「どんな製品・技術がある?」製品資料・事例
RFP提案依頼書要件がまとまったら
「この要件をどう実現する?」提案書(方法・体制・価格)
RFQ見積依頼書仕様がほぼ決まったら
「この仕様でいくら・いつ?」見積書(価格・納期)

I=Information(情報)、P=Proposal(提案)、Q=Quotation(見積り)。

3評価・選定 ― 価格だけで決めない

RFPを出す前に評価の基準と重みを決めておき、提案を5点満点で採点します。

基準(重み)A社
最安値
B社C社
要件への適合 ×3254
品質・実績 ×2343
価格の安さ ×2532
保守体制 ×1245
合計243327

最安値のA社は、肝心の要件への適合が低い。重みを付けて総合するとB社が選ばれます。

※ 重み付きの合計 = 各点 × 重み を足したもの(例:B社 5×3+4×2+3×2+4×1 = 33)

4試験ではここを見分ける

  • 企画(課題・目的)→ RFI → 要件整理 → RFP → 提案 → 評価・選定 → 契約
  • RFI=情報をください、RFP=提案をください、RFQ=見積りをください
  • 選定は価格だけでなく、要件への適合・品質・実現性・保守性を総合評価
よくある取り違え

誤り:RFPは発注後に結ぶ契約書

正しくは:RFPは契約の前に、ベンダへ提案を依頼する文書

誤り:一番安い提案を選べばよい

正しくは:要件に合わない安い提案は、あとで高くつく。総合評価で選ぶ

試験のポイント

ITパスポート試験での問われ方

RFP・RFI・RFQの役割と、調達の評価観点を区別します。

間違えやすいポイント

  • RFPを発注後の契約書と考える
  • 最安値だけで調達先を決める

関連用語

RFP、RFI、RFQ、ベンダ、調達

図解の内容を文章で読む

システム企画・RFP・調達管理をイメージでつかむ

システム企画では経営や業務の課題から目的と要件を整理します。RFP(提案依頼書)でベンダに提案を依頼し、価格だけでなく機能・品質・実現性を評価して調達先を選びます。

たとえると:家を建てる前に、希望する部屋や予算を整理して複数の建築会社へ見積りと提案を頼む流れに似ています。

システム企画では経営や業務の課題から目的と要件を整理します。RFP(提案依頼書)でベンダに提案を依頼し、価格だけでなく機能・品質・実現性を評価して調達先を選びます。 RFP・RFI・RFQの役割と、調達の評価観点を区別します。

押さえどころ

  • 企画は課題と目的から始める
  • RFPは提案を依頼する文書
  • 選定は価格以外も評価する

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「システム企画・RFP・調達管理」の過去問(5問)

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