e-ビジネス(EC・EDI・フィンテック)とは?わかりやすく解説

ストラテジ系 ・ ビジネスインダストリ ・ 読む目安7分 ・ 頻出

インターネットを使った取引やお金のしくみの代表用語を区別します。

最初に考えてみよう

店舗や紙の手続きだけに頼ると、時間や場所の制約が大きくなります。どうすれば、インターネットを使って販売や取引の形を広げられるのでしょうか?

解説

ネットを使った取引は相手が誰かで呼び名が変わります。EC=消費者向け売買/EDI=企業間データ交換/フィンテック=金融×IT/シェアリング=個人間共有。

1取引マップ(誰と誰の間の取引?)

ネットの取引は相手が誰か+何が流れるかで呼び名が決まります。 用語をタップすると、モノ・お金・情報が①②③の順に流れます。

用語を選ぶと、モノ・お金・情報が動き出す

⟲ ドラッグで回転
モノお金情報

2これはどれ?

  • メーカーと卸売業者が、発注・納品・請求のデータを決まった形式で自動的にやり取りしている。
  • スマホアプリで通販サイトにアクセスし、消費者が直接商品を購入した。
  • 銀行に行かず、スマホのアプリで送金や残高管理ができるサービスを使った。
  • 使っていない自家用車を、アプリを通じて他の個人に貸し出した。

3お金の集め方と安全な払い方

クラウドファンディングは、ネットを通じて多くの人から資金を集めるしくみ。資金提供者が何を受け取るかで4つに分かれます。

種類受け取るもの例
寄付型見返りなし災害で壊れた商店街の修繕に寄付する
購入型商品・サービス新しい保温ボトルの開発を応援し、完成品を受け取る
貸付型元本+利息お金を貸し、期日に利息を付けて返してもらう
投資型配当・株式匿名組合契約や株式で出資し、利益の一部を配当で受け取る

エスクローサービス

ネットの売買で、仲介者が代金をいったん預かり、買い手に商品が届いたことを確かめてから売り手に支払うしくみ。

① 買い手が仲介者に支払う② 届いたことを確認③ 仲介者が売り手に支払う

減らせるのは「代金を払ったのに商品が届かない」リスク。入力ミスの取消し、パスワード漏えい、自己都合の解約には効きません。

4料金のしくみとネット広告

フリーミアム

基本は無料、追加の機能やサービスを有料にして利益を上げる

例:写真の保存は5GBまで無料、容量を増やすと有料

サブスク​リプション

定額の料金で一定の期間利用できる

例:月額料金で音楽が聴き放題

広告収入で無料にしている情報誌は、有料の追加機能がないのでフリーミアムではありません。定額パスで期限内は何杯でも、はサブスクリプションです。

紛らわしい「フリー○○」

フリーウェア
無料で使えるソフトウェア(改変は許されないこともある)
フリーライド
費用を負担せずに利益だけ得る、ただ乗り
フリーランス
組織に属さず、仕事ごとに契約して働く人

ネット広告は「何に連動して出すか」

リスティング広告
検索ボックスに入力したキーワードに連動して、検索結果に表示する
行動ターゲティング広告
閲覧履歴や購買履歴などの行動履歴を基に表示する
オプトインメール広告
事前に受信を許諾した人にだけ広告メールを送る

5金融×ITのしくみ

フィンテック(FinTech)

堅ろうだが柔軟性に欠けた従来の金融システムに、インターネット関連技術を取り込み、ベンチャー企業と組むなどして、革新的な金融サービスを提供する潮流。

オープンAPI

銀行などがシステムの接続仕様(API)を外部に公開し、契約を結んだ外部事業者のアクセスを認める取組。

例:家計簿アプリが、銀行の口座の入出金を自動で取り込む

ブロックチェーン

取引の記録をまとめたブロックを鎖のようにつなぎ、参加者全員で同じ台帳を共有する。 1か所を書き換えると後ろとつながらなくなるので、改ざんや不整合を防げる。

例:暗号資産、電子的な社債や証明書の記録。応答を速くする・大量のデータを保存して検索する、はブロックチェーンの目的ではありません。

選択肢に並ぶ別物:BPO=業務の外部委託、RPA=ソフトウェアのロボットで定型作業を自動化、オムニチャネル=店舗やネットなど全ての販売経路を統合。

6どれ?

  • 新しい自転車の開発資金を募り、支援してくれた人に完成品を1台ずつ送る。
  • フリマアプリの運営会社が代金を預かり、買い手の受取り評価の後で出品者に支払う。
  • 料理レシピアプリ。閲覧は無料、献立の自動作成は月額の有料会員だけ。
  • 「キャンプ用品」と検索した人の検索結果に、アウトドア店の広告が出た。

試験のポイント

ITパスポート試験での問われ方

EC・EDI・フィンテック・シェアリングエコノミーの意味と、企業間か消費者向けかが問われる

間違えやすいポイント

  • ECとEDIを混同する
  • フィンテックを暗号資産だけだと思う

関連用語

EC、EDI、フィンテック、シェアリングエコノミー、電子商取引

図解の内容を文章で読む

e-ビジネス(EC・EDI・フィンテック)をイメージでつかむ

e-ビジネスはネットを活用した商取引です。EC(電子商取引)はネット通販など消費者向けの取引、EDIは企業どうしが注文や請求のデータをやり取りするしくみ。フィンテックは金融とITを組み合わせたサービス(スマホ決済など)、シェアリングエコノミーはモノやサービスを個人どうしで貸し借りするしくみです。

たとえると:ECはネットショップでの買い物、EDIは会社どうしの自動発注メモ、フィンテックはスマホでの支払い、シェアリングは使わない部屋を貸す、というイメージです。

e-ビジネスの用語は「誰と誰の取引か」で整理すると混同しません。EC(電子商取引)はネット上の商取引全般で、ネット通販のような企業対消費者(BtoC)が代表例です。フリマアプリのような個人どうし(CtoC)の取引もECに含まれます。EDIは、企業と企業(BtoB)が注文書や請求書などの取引データを、決まった形式で電子的にやり取りするしくみで、消費者は登場しません(ここがECとの区別ポイントです)。フィンテックは金融(Finance)とITを組み合わせたサービスの総称で、スマホ決済やネット融資などを指し、暗号資産だけの話ではありません。シェアリングエコノミーは、個人の持つモノ・場所・スキルを貸し借りするしくみです。試験では、各用語の意味と「企業間か消費者向けか」の判別が問われます。

押さえどころ

  • EC=ネット通販など消費者向けの電子商取引
  • EDI=企業間で取引データを電子的にやり取り
  • フィンテック=金融×IT(スマホ決済など)

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「e-ビジネス(EC・EDI・フィンテック)」の過去問(9問)

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