テストとは?わかりやすく解説
作ったシステムが期待通りに動くかを段階的に確認する考え方を学びます。
最初に考えてみよう
プログラムが一度動いたとしても、いつも正しく動くとは限りません。どうすれば、間違いや不具合が残っていないかを確認できるのでしょうか?
解説
1テストで「見る範囲」は、だんだん広がる
同じネットショップを4回テストします。青い部分が、その段階で確かめる対象です。部品 → 部品のつながり → システム全体 → 実際の利用と広がります。
- 1単体テスト
見る対象:部品1つ
部品(プログラム)単体が、仕様どおりに動くか
料理なら:材料の味見
- 2結合テスト
見る対象:部品どうしのつながり
部品をつないだとき、データを正しく受け渡せるか
料理なら:合わせ味見
- 3システムテスト
見る対象:システム全体
全体が、性能もふくめて設計どおりに動くか
料理なら:完成品の試食
- 4受入テスト(運用テスト)
見る対象:実際の利用・業務
利用者の要求を満たし、実際の業務で使えるか
料理なら:注文した人の確認
範囲が広い段階で見つかった不具合ほど、原因をさかのぼって直す範囲が大きくなります。だから小さい範囲から順に確かめます。
2V字モデル(設計とテストの対応)
作る工程(左の辺を下る)と確かめるテスト(右の辺を上る)は、同じ高さどうしが対になっています。
- 要件定義 → 受入テスト利用者が求めたものになっているか
- 外部設計(基本設計) → システムテスト全体が設計どおり動くか
- 内部設計(詳細設計) → 結合テスト部品のつなぎ目が設計どおりか
- プログラミング → 単体テスト部品単体が正しく動くか
※ ホワイトボックステスト=プログラム内部の分岐・経路を見て確かめる(主に単体テスト)。ブラックボックステスト=入力と出力だけで確かめる。回帰(リグレッション)テスト=修正のあと、前は動いていた所が壊れていないか確かめる。
3これはどの段階?
ボタンの部品ひとつが正しく動くか確認
部品どうしをつないで連携を確認
利用者が「求めたものか」を確認
試験のポイント
ITパスポート試験での問われ方
テスト段階の目的と順番が問われる
間違えやすいポイント
- テストは最後に一度だけ行うと思う
- 単体テストと結合テストを混同する
関連用語
単体テスト、結合テスト、システムテスト、受入テスト
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テストをイメージでつかむ
テストは、システムが期待通りに動くかを確認する工程です。単体テストは小さな部品、結合テストは部品どうしのつながり、システムテストは全体、受入テストは利用者の目線で確認します。
たとえると:料理で、材料の味見、具材を合わせた味見、完成品の試食、注文者の確認を順番に行うイメージです。
テストは、作ったものが期待どおりに動くかを、段階を踏んで確認する工程です。順番は「部品から全体へ」。単体テストで1つひとつの部品(プログラム)を確認し、結合テストで部品どうしをつないだときのやり取りを確認し、システムテストで全体を本番に近い形で確認し、最後の受入テストで利用者自身が「頼んだとおりにできているか」を確認します。料理にたとえると、材料の味見→合わせた味見→完成品の試食→注文した人の確認、という流れです。テストは最後に一度だけやるものではなく、段階ごとに目的が違う点が重要です。設計の各工程とテストの各段階が対応することを表したV字モデルも頻出です。試験では「部品どうしの連携を確認するテストはどれか」のように、段階と目的の対応が問われます。
押さえどころ
- 単体 = 部品
- 結合 = つながり
- 受入 = 利用者目線
確認問題(4問)
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「テスト」の過去問(2問)
IPAが公開しているITパスポート試験の公開問題から、このテーマの問題を集めました。
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